カビが発生するための要因には、栄養、水分、温度、酸素などがあります。
カビが発生する要因のうち、どれか一つでも抑えることができれば、カビの予防対策には、大変効果的だと考えられます。
このようなカビの要因について考えてみると、カビの栄養源は埃や汚れなどですので、日常生活から完全になくすことは不可能ですし、温度が10度以下なら大部分のカビの発生は抑えられるのですが、それでは生活するには寒すぎます。
また、酸素も、私たちが生活する上では、なくすことはできないものです。
では、水分についてはどうでしょうか。
ほとんどのカビは、湿度が60%以下になると、発育が難しくなると考えられています。
私たちが生活する上で快適な湿度は、40〜65%だと言われています。
このことから考えて、水分を調節し、湿気を50%程度に抑えることができれば、カビ対策には効果的だと言うことができそうです。